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裁判傍聴のお願い
バングラデシュ国籍のハフィズル ラハマンさんは、(有)エフシーエム産業に2005年6月より雇用され、衣類の整理、梱包、運搬などに従事していました。
ラハマンさんは同年、11月10日、同社作業場内にて、商品整理していましたが、近くに駐車していたトラックから荷崩れが起こり荷箱が直撃したため、頸部および腰部各挫傷、胸部打撲の重症を負ってしまいました。もちろんラハマンさんに一切の過失はありません。
トラック運転手は大阪に本社を置く株式会社豊興の従業員でした。この運転手の杜撰な荷積みが事故の原因です。この件は労災適用となりましたが、長い治療を経て、未だにラハマンさんには重い後遺障害が残っており、満足な労働はできないのが現実です。
私たちAPFS労組は雇用主の(有)エフシーエム産業だけでなく、トラック運転手とその雇用主である(株)豊興にも責任がある(運転手の不法行為責任と会社の使用者責任)として(株)豊興にも団体交渉をを求めたました。しかし、(株)豊興は「弁護士に任せてある。問題があるなら裁判してくれ」と開き直りました。
そこで私たちはトラック運転手および(株)豊興を相手取り損害賠償の裁判を提起しました。全国展開する大手運送会社のあきれはてた企業倫理、外国人労働者差別に対し徹底的に争うこと当該組合員と共に決断したのです。私たちAPFS労組はこれまで極力、労働審判や裁判によらず団交(決裂の場合は労働争議)というスタイルをとってきました。当該の金銭負担や時間のロスを少なくするためです。しかし、今回は会社側の対応の理不尽さと当該組合員の「とことん闘う」という決意により法廷闘争に突入したものです。どうか皆様のご支援をいただきたいと思います。
第一回期日が下記の通り決まりました。ぜひ傍聴をお願いいたします。
- 日時 2010年1月13日(水)午前10時15分より
- 場所 東京地裁630法廷
- 被告 株式会社 豊興(代表取締役 津田日出男)
- 本社住所 大阪市住吉区南住吉2-3-20
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