活動報告
外国人差別企業 居酒屋「清龍」に抗議する!
激安の居酒屋として都内で店舗展開している居酒屋「清龍」でとんでもない労使紛争が起こっています。ビルマ国籍のミョータンさんは7年間も「清龍 高田馬場店」で真面目に働いてきました。
ある日、営業中に同僚のビルマ人労働者と日本人労働者がケンカとなり、警察が出動する事態にまでなりました。ミョータンさんは、二人の間に割って入りケンカの仲裁をしました。ところが、会社側はミョータンさんもケンカに加わっていたと一方的に思い込み、本人や周囲にいた他の従業員の話も聞かず、ミョータンさんに即日解雇を言い渡したのです。
当組合に駆け込んできたミョータンさんの言葉と給料明細から「社会保険未加入」「深夜割増賃金未払い」「有給休暇未付与」等々、次から次へ法令違反が明らかになりました。居酒屋「清龍」が安いのは外国人労働者を安価に雇い、平気で使い捨てる「労働者いじめ商法」によるものでした!
数度に渡る団体交渉でも会社側は非を認めないため、8月24日に私たちは店舗前抗議活動を行いました。「清龍は未払賃金を払え!」「不当なクビ切りを許さないぞ!」高田馬場さかえ通りにシュプレヒコールが響きます。
その時、驚くべきものが目にとまりました。店舗に貼られていたスタッフ募集の看板に何と「外国籍不可」とあるではありませんか!
職業安定法第3条(職業紹介、職業指導等についての平等)、そもそも憲法第14条(法のもとの平等)について「清龍」は何だと思っているのでしょうか!
同店には現在複数の外国人労働者が就労しています。「外国籍不可」というのはミョータンさんと当組合の正当な主張に弱り果てた会社側が「これ以上外国人労働者が組合に駆け込まれてはかなわない」とあわてて付け足した条件に他なりません。
労基法を始めとする法令違反を行い、外国人差別文言を平然と店舗に張り出す「清龍」に対しては徹底的に争う所存です。皆さまのご支援をお願いいたします。
「清龍」本社
〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-24-10
TEL:03-3971-5397 FAX:03-3980-4906
代表取締役 岩崎 尚
「清龍」高田馬場店
TEL 03-3371-9525
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