活動報告
一寸の虫にも五分の魂! 「招福門」を許さない!
ビルマ人女性労働者ROIJA(ロイジャ)さんは2013年5月より横浜中華街の名店とされる「招福門」惣菜店部門(日本橋三越内)で勤務していました。
昨年10月29日より体調不良のため、会社了承のもと3日間休みをとり、11月1日に出勤したところ、普段から彼女を差別し、いじめる店長の中西氏からいきなりの即日解雇を言い渡されました。理由は「店を休んだから」という全く正当な事由のない不当解雇です。
相談を受けた当組合の調査により、「残業代未払い」「社保・厚生年金未加入」「雇用保険未加入」等々、続々と法令違反が発覚しました。
当組合は会社と団体交渉を行いましたが、会社側は「解雇ではなく本人が出社しなくなっただけ」と開き直り、さらには残業代の計算を故意に低く計算したり、団交時の合意事項を反故にするなどやりたい放題です。やむなく当組合は「不誠実団交」で不当労働行為救済の申立てを労働委員会に行いました。ところが、これに対しあろうことか会社は弁護士を雇い「債務不存在確認請求」の訴訟をおこしてきました。つまり、ロイジャさんが被った不利益に対し一切補償はしない、会社に責任はない、という主張です。残業代も未だに支払われていません。
「招福門」は従業員を使い捨てにし、金にあかして弁護士を雇い己の法令違反をもみ消そうとしているのです。
「招福門」は9000万円の資本金と150名の従業員を抱えています。金と名声を有しています。一方、ロイジャさんは日本語も拙い一人の外国人女性労働者であり、「招福門」にとってはちっぽけな存在なのでしょう。
しかし「一寸の虫にも五分の魂」。
ロイジャさんには多くの仲間があり、労働者の団結という武器があります。私たちは「招福門」と徹底的に闘う決意を固め、去る4月19日、友誼団体の協力も得て日本橋三越前で抗議行動を行いました。しかし、これは抗議行動の第一弾に過ぎません。これから組合の総力を挙げて「招福門」に対する闘争に突入します。心ある皆さま、ご支援をお願い致します。
抗議先:招福門 株式会社 (代表取締役 勝田俊也)
http://www.shofukumon.com/
本社 神奈川県横浜市中区山下町81-3 電話 0120-68-2180
日本橋三越 惣菜店 電話 03-3241-3311(日本橋三越 代表電話)
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